JPA 一般社団法人 日本パラ陸上競技連盟

世界パラ陸上競技選手権・選手コメント(最終日)

 男子4×100m(T42-47)リレーに芦田 創選手、佐藤圭太選手(トヨタ自動車)、多川知希選手(AC・KITA)、池田樹生選手(中京大学)が出場しました。44秒20の今シーズンベスト記録でゴールした日本チームは4位でしたが、トップのアメリカチームの失格により、リオデジャネイロパラリンピックと同じく銅メダルを獲得しました。芦田選手は「銅メダルは獲得できましたが、今の自分たちの実力をしっかり考えなければならないと思う。」と話し、池田選手は「メダルは素直にうれしいが、満足していてはいけない」と更なる飛躍を誓いました。(写真:吉田直人)

2走佐藤選手から3走多川選手へ。



女子800m(T53)に出場した中山和美選手(アクセンチュア)は1分58秒70で8位の結果でした。中山選手は「全種目通じて実力的にはまだまだかなと。リオデジャネイロパラリンピック以降、トレーニングしてきたがもう少し足らない何かがあるかな。来年以降も大きな大会があるので、しっかり鍛えていきたいと思う。」と話しました。

女子100m(T53)決勝は、小西恵子選手(シーズアスリート)が出場、18秒59の8位入賞を果たしました。小西選手は「出場した選手の中ではやはり力の差があるなと感じました。スタートで出遅れるとやはり、この選手達の中では厳しいです。ただ、この大会に出場できたことは満足しています。また、頑張ります」と話しました。

男子5000m決勝(T54)には、樋口政幸選手(プーマジャパン)と渡辺 勝選手(TOPPAN)が出場しました。予選を勝ち上がっての両選手の活躍に期待がかかりました。激しい雨の中の競技となり、渡辺選手は11分12秒17で5位、樋口選手は11分12秒30で7位の結果でした。渡辺選手は「予選も含めて、レースはどれも楽しいです。こうして勝負できるので。雨が降って止んでのコンディションだったが、レースプランは変わりません。レース途中は、いかに休めるか。そして、ラストラップでどの位置にいるか。それだけを考えていました。今日はそれがしっかりできたので、満足しています。」と話し、「今大会に出場して、感謝の気持ちを強く感じています。予選から、いろいろな人に支えられて競技ができていることを感じていて、まだまだ強くなれる、まだまだ成長できると思いました。」と話しました。

また、樋口選手は「体調が今一つだった事を考えればそれなりに走れたと思う。仕掛ける所は仕掛けたし、これからにつながるレースだったと思う」と話しました。

協力:星野恭子

撮影:吉田直人




【世界パラ陸上競技選手権大会ロンドン2017・最終日】

 男子5000m(T20)決勝に全大会(ドーハ)で金メダルを獲得した中川大輔選手(三菱自動車工業)、金子 遼選手(滑川走友会)、木村雄哉選手(PERSOL)の3選手が出場しました。金メダル獲得のポルトガル選手が終始独走の中、中川選手はメダル獲得に向けて力走、アジア記録更新となる15分07秒41で4位の結果でした。中川選手は「しっかり走れました。また頑張ります」と自分の走りには満足したコメントでした。7位で今シーズンベストの記録の金子選手(15分47秒70)は「まだまだでした。悔しいです」と話し、11位の木村選手(16分24秒24)も「悔しいです。次、頑張ります」と話しました。

力走する3選手(前:金子選手、中:木村選手、左:中川選手)
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